土台ができ始めてきた
ワインの事を調べていると、本当に飲みたい気持ちが高まって来る。飲みたいのもあるが、大きな酒屋にいって、「これはどんな味がするのかな?」なんて想像しながら、歩いて見て回るだけでもしたいものだ。今は、田舎の山の中に出張に来ているため、そんな願いすら叶わないのだが、その生活も後二日で終わりを告げる。
都会でなくても、それなりに栄えている所に行けば、カルディとか、やまやなど、色んな所で探す事も出来るので、楽しみで仕方ない。そして、調べている品種のワインを飲んで、どんな味がするのかを楽しむ事が出来るなら、これほど幸せな事は無いと思う。
弱冠24歳にして、お酒の美味しさに気付くことになるとは、思っても無かったが、昔まで嫌いだったものが、好きになってくると、大人になったなと、思う事が出来ると共に、人生も豊かなるし、趣味を一つ見つけるだけで、こんなにも仕事を頑張る事が出来るようになるとは、思ってもいなかった。
これからも、好きな事を突き詰めて行きたいものだ。
そして、今日の品種はカルフォルニア産が有名な、「ジンファンデル」という品種である。名前に馴染みが薄く感じるが、アメリカではかなり王道な品種になっているらしい。ボディ的にはフルボディの物が多いのだが、それでいてもタンニンも酸味も控えめで、コクのある味わいになっているので、カベルネ・ソーヴィ二オンとは、また違った重めの品種なのだろう。
香りも、ブルーベリーやカシス、プルーンといった色の濃い目系統の香りでありながら、クローブにシナモンの様な香草系の香りも含んでいる。そして、樽での熟成期間を挟むことで、バニラやカカオの香りも感じる事が出来る品種になっているので、多様性のある香りを放つ個性のある品種だ。
さらには、ホワイトジンファンデルという白ワインが存在し、皮の部分を使って赤用のブドウで白ワインを作るという、面白い事もしている。これは是非とも飲んでみたい興味を引かれる逸品である。
重めのワインでは、渋みが強くてあまり好きでは無いという方でも、品種を変えてジンファンデルを飲んでみれば、もしかするとコクのある強い果実味を放ち、それでいてタンニンの控えめな味わいは、好きになれるかもしれない。
個人的には、樽を使っているジンファンデルと、使わずに造られたジンファンデルを、飲みくべてどの様な違いが、現れるのかを飲み比べしてみたいものである。