民のしずく

利便性のあるヒモを目指して活動しています。

1週間空いていた

新年開けましておめでとうございますと、遅くに挨拶させて頂きます。年末休みは忘年会や新年会で、中々好き勝手にのませてもらった結果、朝の習慣をすっ飛ばす事を繰り返しいた。だが、ここで大事な事は自己嫌悪するのでは無く、認知してまた始めればいいだけの事である。

という事で、見事二日酔いじゃない今日から無事調べ物から始まる朝が訪れる。今日はイタリアのバローロについて調べてみた。というのも、年末という事で少しいいワインに触れる機会があったのだが、イタリアの赤をレストランで料理に合わせながら飲むと、とても美味しかった。

確かに、プロのシェフが作るからパスタやサラダ、ピザなどが美味しく感じれたのかもしれないが、間違いなくかなりセンスのいいマリアージュを提案してくれたのだと思う。普段の3倍以上は感動しながら、飲んだり食べたりしていた。

だから、フレンチ料理などは再現するのに、手間が掛かるかもしれないが、比較的パスタやイタリアンな雰囲気のサラダなら、僕にも再現する事も出来る。だからイタリアのワインについて知識を付けながらマリアージュについてもっと、学んでいきたいと思う。

比較的簡単に造れるが、深みを見ればかなり深いパスタの世界に取り込まれてしまいそうだが、あくまでメインはワインの勉強のためという事を忘れずに、試してみたいと思う。そして、いきなりバローロを調べたことは結構失敗だったかもしれない。

バローロとは村の名前であって、品種の名前では無かった。名前だけは聞いたことあるくらいだったので、かなりエレガントで繊細なワインかと思ったら、複雑な重厚感のあるフルボディだった。

しかも、飲み頃の難しい物であり、作り手によってはかなりピンキリなワインなのだ。イタリアピエモンテ州バローロ村という所で造られたネッビオーロという品種だけが、名乗ることの出来るバローロだが、最近ではかなりの生産者がいるらしい。

その中でも本当に美味しいものに出会うには、個人の好みを知ることや、優良な生産者を見つける事が必要なのだが、中には高い金出してはずれという事もあるのだ。だが、それがはずれと決めつけるのも、飲み頃の問題もあるので、一筋縄に決める事も難しいワインである。

だが、味わいは深みのあるタンニンと、しっかりとした酸味フルボディの中のフルボディな味わいなのに、香りはトリュフやバラ、さらにはハーブや野草の様な香りがする。しかもがっつりとした赤身肉などに合わせて飲むことが出来るので、メインディッシュに合わせるワインにはもってこいな物なのである。

あたりを見つければ、途轍もない感動が待っている事は、間違いないがあたりの物を見つけるまで飲みまくる事が出来る程安価でなく、さらには物によっては、開栓から2日後にようやく飲み頃になるという、開くのが遅いものまであるというのだから、バローロの世界も突き詰めるには奥の深すぎる世界かもしれない。

いきなり有名どころを調べたおかげで疑問がたくさん生まれた。明日からはこの疑問に向き合いながら次は、ひとまずバルバレスコについて調べてみようと思う。

バローロは赤ワインの王さまで、バルバレスコが女王と呼ばれているのだが、どんな違いがあり、どんな物なのかだけ、二つとも触れておく事がイタリアのワインを攻略する上で必要になって来ると思う。

だが、バローロバルバレスコに関しては、飲んでみてからまた調べなおしたりと知識を身に着けるまでにかなりの時間が掛かるかもしれない。ひとまずは、基礎知識だけでも身に着けておこうと思う。

ほろ酔いで書いてみた

今日やっとワイングラスが届いたので、少しだけ思い入れの深い、クロワザード・レゼルヴァ・ピノノワールを購入した。このワインはかなり印象深い思い出があるのだ。僕が、ワインバーで働いていた頃、弱冠18歳だったので、ワインのワの字も知らないような、ガキだったころお店でグラスワインとして置いていた物である。

僕の務めていたお店は、週に一回グラスワインのメニューが変わるのだが、このクロワザードシリーズは、2か月間も継続して使用されていたものなのだ。シリーズと言ったのには理由があり、ピノノワールシャルドネカベルネシラーの3種類があるのだが、どれも人気ですぐに在庫が切れるくらいの勢いで売れてしまうのだ。

しかも、グラスワインの金額設定は、5種類ほどあり、580円から980円までの幅で設定されている。このクロワザードのシリーズは、一本の値段が1000円くらいで購入出来るかなり、コスパのいいワインなのだが、お店では980円の価格設定で、提供していた。

1杯売れれば、原価は回収出来るという強気な価格設定で出していたにも関わらず、飛ぶように売れていたのだ。味の分からない僕にも、オーナーは「グラスワインのおすすめを聞かれたら、必ずこれを押してこい」といって、クロワザードの物を白赤どちらにしても、おすすめした。

この時は、自分の若さと、無知を売りにして「僕には、細かい事わかりませんが、皆さんの飲んでからのリピート率と満足度を見てみると、僕個人で美味しく無ければ返金保障しますよ」なんて進め方をしていた。

何故なら、皆飲めば必ずもう一杯は頼んでくれるからだ。それくらい美味しいものなんだなんて思って飲んでみても当時の僕には分からなかった。

だが、今になって飲み返してみると、これは美味しい。しかもかなり美味しい。3000円と言われて出されても、間違いなくこの味で3000円なら安いものだなんて、行ってしまいそうだ。

通の人が飲めば、また話は変わってくるのかもしれないが、まだ駆け出しの僕の様な人間からしてみれば、めちゃくちゃ美味しいワインである。

豊かな香りがあり、品種ごとの特徴をしっかりと、捉えているワインである。
料理にも合わせやすい、シャルドネピノノワールカベルネシラーとどの状況にも合わせて使いやすい品種の構成にもなっている。

6年越しに、あの時飛ぶように売れていた意味が分かったのだが、まだ他にも同じ金額帯で、同じように深みを出しているワインがあると思うと、どんどん挑戦して買ってしまいそうだ。気を付けて出費の管理をしなければ。

曖昧なルール

今日は、少しドイツのワインから離れて、グラスの知識について調べてみた。大きなグラスもあれば小さなグラスもあるので、昔から気になってはいたのだが、よく考えれば調べてみるのは、初めての事だった。

調べてみて、初めに分かったことは絶対的にこれでなければいけないという事はあまり無い様だ。あくまで心理的な物や見栄え、より楽しむ為に使い分ける事が前提となっているのという意見もある中で、「ワインを生かすも殺すもグラス次第」とまで断定された意見もある。

論理的に説明して行こうと思う。まずは、グラスの特徴についてなのだが、大きいグラスは飲み口の幅が広く、香りを貯め込む空間が大きくとれる事が特徴なのに対して、小さなグラスは飲み口の幅も、香りを貯め込む為の空間も狭く造られている。

この特徴に沿ってワインの楽しみ方を考えてみると、まず大衆的な安いワインに関しては、ブドウの性質や収穫の問題上どうしても、香りが穏やかで弱くなってしまう傾向にある。そんな中で、大きなグラスに注いでしまっては、香りが広がってしまい、感じることの出来ないレベルにまで薄まってしまう。

逆に、高級な香りが強く複雑なものを小さなグラスに注ぐという事は、狭い空間に押し込目るような物なので、複雑な香りもぐちゃぐちゃに閉じ込められ、さらには留める事も出来ないので、せっかくのいい香りがあふれ出ていってしまうのだ。

となると、大衆的な物は小さなグラスで飲み、高級な物は大きいグラスで飲む、というのが大まかな考え方になる。これは心理面で言い換えれば、日常では割れにくそうで扱いやすい、リースリング型の物で飲み、たまにのご褒美にいいワインを買った時などには、大き目のボルドーや、ブルゴーニュを使って楽しむ事で日常との違いを演出することがより楽しむ為のコツになる。

これが一般的なワイングラスの使い分け方なのだが、赤白で分けるときも赤ワインは大き目のグラスで広く口幅を取り、口の中で香りが広がるように飲むのに対して、白ワインは口幅を狭く取り、口の中に走らせるイメージで飲むことで味わいの深みも増すことができる。

さらに、白ワインは温度がかなり低いために、大き目のグラスに注いでしまうグラスを曇らせる為に、あまり見栄えがよろしくなくなってしまう。そして、香りも広がってしまう口幅も大きくなってしまうので、舌の酸味を感じる両サイドの部分にダイレクトに当たってしまう。

そうすると、酸味がより強調されてしまうので要注意が必要である。

このように、絶対的なルールも無いけど、より楽しむ為には細かくこだわることも出来るワイングラスなのだが、そのおかげで安定したまとまった意見がないのかもしれない。大まかな基準点はあるにしても、お店の雰囲気や飲むワインのランクなどによって大きく変動するため、最終的には自分の好きな様に楽しむしか、ないのかもしれない。

グラスについて

ドイツのワインに対する知識が、少しづつ濃くなってきた。いい感じに知識の層が厚くなってきたのだが、やはり基礎が分厚くなればなるほどに、後に載せる知識の定着率も高くなっている気がする。

今日は、どれだけ調べても最高級品格のトロッケンベーレンアウスレーゼの、トロッケンの意味をやっと解読する事が出来た。トロッケンの意味について深く調べても、ドライ、乾いている、辛口という意味しか出てこないのだが、ブドウの収穫方法について調べてみると、案外簡単に答えが出たのだ。

トロッケンベーレンアウスレーゼは、貴腐ワインを付着させれ腐らせる為に、果皮が腐りブドウから水分が飛んだ状態で収穫される。乾粒選果という方法なのだが、腐って乾いた果実を一粒一粒収穫選んで収穫していくのが、貴腐ワインなのだ。

乾いているために、発酵がかなり遅く容易には発酵がしない。そのために、時間が掛かる分コクと糖度が濃厚なワインが出来上がるのだが、この乾いたブドウと、貴腐ワインの行程の中に、トロッケンの由来が隠されていたのだ。

乾いた、ドライ=辛口という概念に捕らわれていたので、飲み口の話かと思ったがどうにも、収穫方法にトロッケンの意味を持たせていたのには、意外な角度からの発見だった。初めは地名と勘違いしていて、次に飲み口と勘違いしていたが、最終的には収穫方法に落ち着いた。

これで、トロッケン・ベーレン・アウスレーゼについては、ハッキリと覚える事が出来たと思う。ベーレンの意味合いも粒という意味で、乾いた粒を選んで収穫されたワインという簡単な説明を人にする事も出来る様になるだろう。

明日には、ついにワイングラスも届くので次からは、ドイツワインに関連するグラスの選び方について調べるついでに、グラスの特徴や名前の由来等についても調べてみようと思う。

 

新たな疑問

ドイツのワインについて、調べっぱなしなのだが、そろそろ一度グラスなどについて調べてみてもいいかもしれないと思った。というのも、僕の知っている限りのグラスにはリースリンググラス、ボルドーグラス、そしてブルゴーニュグラスの三種類は聞いたことがあるのだが、この中から考えてみると、何故かリースリングだけ品種なのだ。

他は、地名の名前が使われているのに、リースリングだけ品種なのである。この疑問点も解消したいところではあるが、今日は昨日の続き、QMPの六品格の特徴について書いていこうと思う。

まずは残っていた疑問の、トロッケンレーベンアウスレーゼについてだが、前回の記事でトロッケンは辛口という意味なので、矛盾があるのでは無いかと思っていたのだが、どの様に調べても答えが出てこなかった。

だが、共通して書かれているのはトロッケンレーベンアウスレーゼは極甘口のワインであるという事である。これだけは間違いないようである。という事は、特に今回のトロッケンについては深い意味はないのかもしれないが、この品格に限り貴腐ワインの元となる貴腐菌を使いブドウを腐らせて製造している。

この下のアイスワインになると、貴腐菌は使われないのだが、凍った状態でブドウを収穫する為に、名前にアイスという文字がついたのだ。意外にも、冷たく飲むとかでは無く、収穫の過程が珍しいために名前に繁栄されているだけである。

アイスワインもかなりの甘口ワインなのだが、冷たい土地特有の酸も少し含まれているため、甘口のコクと、切れのある酸味を楽しむ事の出来る物になっている。

その下のレーベンアウスレーゼは、通常の収穫時期をかなり送らせて、言い方は悪いが熟熟になるくらいまでに熟成させるため、コクのある甘口ワインになる。このあたりから、少しずつ糖度も下がり甘口から中甘口になり始める。

その下のアウスレーゼは、少しだけ収穫を遅らせる事でコクを生み出しているのだが、アウスレーゼには、少しだけ辛口の物もあるので、購入するときは少しだけ気を付けて欲しい。

そして、シュペートレーゼに至っては、普通に辛口の物から甘口まで幅広く扱っているため、ラベルなどをよく読まなければ、甘口と思い購入しても少しコクのある辛口ワインという可能性も出てきてしまう。

幅広い味わいなのは、カビネットも同じ事なのだが、カビネットに関しては軽い飲み口が特徴になっているので、コクを求めて購入するには不向きである。

最低でもアウスレーゼ以上の物から、初めてコクと甘味と果実味が凝縮されたデザートワインに出会う事が出来るのかもしれない。値段はランクが上がるに連れて高くなっていくが、感動も比例して上がること間違いないと思う。

トロッケンの意味合い

昨日に引き続き今日も、ドイツワインについて調べてみた。ドイツのワインは聞きなれてない、名前が多いため中々覚えにくいのだが、何日か触れていると、少し名前にも共通点の様な物が見えてくる。

今回は、昨日ふれたQMPでは無く、日常的なもう少しランクの下にいドイツワインの知識についてだ。ターフェルワインと行って、ドイツの中でも日常的に飲まれている種類のワインなのだが、ターフェルの中でも二種類に分けて分類される。

ドイッチャー・ターフェルワインと、ラントワインだ。前者のドイッチャー・ターフェルワインは、比較的ラフに飲まれる物であり、ドイツ生産のワインなら、語ることの出来る名称である。全体の10%の割合で生産されていて、飲み口はトロッケン(辛口)と、ハンプトロッケン(中辛口)である。

このトロッケンというワードは、QMPの中にも出てくる。最高ランクのトロッケンベーレンアウスレーゼのトロッケンだ。最初は地名か何かかなと思ったが、もしかすると辛口という意味なのかもしれない。そこについても調べてみたのだが、トロッケンとはドイツワインの中では辛口という意味なのだ、どちらかというとドライという意味にも近いのだが、村の名前では無かった。

となると、あたらしい疑問も生まれてくる。昨日触れたQMPの最高品格、トロッケンベーレンアウスレーゼは、残留糖度の高いコクのあるものと、書いてあったのだが名前の初めに辛口と歌っている事になる。

辛口の甘口しかもコクがあるというのは、矛盾なのか?、情報に間違いがあるのか?、もしくは辛口と甘口を両方兼ね備えつつ、調和された味わいや香りを放つために、最高ランクの品格なのか?という疑問が生まれる。

話はそれてしまったたが、単体では疑問に思わなかったことも、少しづつ堀進めていくと面白い疑問と興味が湧いてくる。とにかく、辛口の民主的なワインのドイッチャーに対して、ラントワインの方は、少しお高い物になる。

ドイツの地酒であり、19の限定された産地で生産されたものが、名乗ることができ、ラベルには必ず産地を表示しなくてはならない。料理にも合わせやすいテイストバランスになっている物も多いので、食事の時に合わせることの多い地酒である。

ターフェルワインは、比較的民衆向けのワインだが、味わいも辛口と、中辛口と、きりっと食事時に飲むような物になっている。そしてデザート用の、QMPとターフェルと、QMPの中間にあるQBAから、ドイツのワインは更生されている。

明日は、QMPとQBAの違いやQMPの六品格ごとの違いについて触れてみようと思う。

ドイツワインブーム

それにしても、ドイツワインに今はドはまりしているかもしれない。昨日のブログ用の記事には、六品格のランク付けがあると書いていたのだが、そもそも六品格に分けられているのは、クヴァリテーツ・ミッド・プレディカート(QMP)という中での事だけであり、この大まかに分けられてジャンルも他に三種類程あったのだ。

クヴァリテーツワイン、そしてクヴァリテーツ・ミッド・プレディカート、ターフェルワインの三種類である。その中で、一昨日に飲んだカビネットは、QMPの中のカビネットというランク付けのワインだ。

こんなにも詳細に分けられているという事は、これから先この知識を得ることでドイツワインを状況によって分けて購入する事も難しくなくなるという事だ。横文字だらけで覚えるには難しいかもしれないが、大まかに覚えておくだけでもお店の売り文句に惑わされずに、自分の好きな味や状況に合わせた物を購入する事も難しくなくなる。

今日は、QMPの中の六品格の名前だけでも書き上げてみようと思う。昨日の記事では三種類しか書いていなかった。それも最後のトロッケンアウスレーゼという知識に関しては、今日調べている中で、間違った情報だったことに気付かされたのだ。

正確には、間違っているというよりはトロッケンアウスレーゼというのは、省略された名前であり、正確には、トロッケン・ベーレン・アウスレーゼという等級なのだ。アウスレーゼとトロッケンの間に、ベーレンアウスレーゼという等級があり、その上に最高ランクのトロッケン・ベーレン・アウスレーゼが存在する。

下から順に羅列すると、カビネット、シュペートレーゼ、アウスレーゼ、ベーレン・アウスレーゼアイスワイン、トロッケン・ベーレン・アウスレーゼの六種類だ。カビネットから上に等級が上がるに連れて、コクも甘味も強くなっていく。そして共に、値段の方も上がっていくのだ。

アイスワインという名前を聞いた事はあったが、実際にはデザートワインとの違いなどしらずに、なんとなく甘いワインなんだな程度にしか認識は無かった。

その中でしっかりと下定義について知ることが出来た今、アイスワインというのは、ドイツのデザートワインの中で、かなり上の方に位置づけされている物、という認識を持つ事ができる。

これで、デザートワインとの違いも説明する事が出来るし、どの程度の甘味を持つワインなのか、そしてワインの中でも価格帯は安いほうなのか?という質問などにも、参考程度の意見なら述べる事が出来るようになるだろう。

等級一つ一つの特徴も、ターフェルワインとは?や、クヴァリテーツワインと、クヴァリテーツ・ミッド・プレディカートの細かな違いなども、これから知識を付けていかなければいけないが、間違いなく今はドイツワインについてかなり嵌っている。

嵌っているものの方が知識が付きやすいのか?という実験もする事が出来るし、甘いものが好きな僕としては、いい感じの金額帯で、常駐出来るデザートワインを探すには、ドイツワインの知識を深掘りする事が、意外な近道になるのかもしれない。