民のしずく

利便性のあるヒモを目指して活動しています。

グラスについて

ドイツのワインに対する知識が、少しづつ濃くなってきた。いい感じに知識の層が厚くなってきたのだが、やはり基礎が分厚くなればなるほどに、後に載せる知識の定着率も高くなっている気がする。

今日は、どれだけ調べても最高級品格のトロッケンベーレンアウスレーゼの、トロッケンの意味をやっと解読する事が出来た。トロッケンの意味について深く調べても、ドライ、乾いている、辛口という意味しか出てこないのだが、ブドウの収穫方法について調べてみると、案外簡単に答えが出たのだ。

トロッケンベーレンアウスレーゼは、貴腐ワインを付着させれ腐らせる為に、果皮が腐りブドウから水分が飛んだ状態で収穫される。乾粒選果という方法なのだが、腐って乾いた果実を一粒一粒収穫選んで収穫していくのが、貴腐ワインなのだ。

乾いているために、発酵がかなり遅く容易には発酵がしない。そのために、時間が掛かる分コクと糖度が濃厚なワインが出来上がるのだが、この乾いたブドウと、貴腐ワインの行程の中に、トロッケンの由来が隠されていたのだ。

乾いた、ドライ=辛口という概念に捕らわれていたので、飲み口の話かと思ったがどうにも、収穫方法にトロッケンの意味を持たせていたのには、意外な角度からの発見だった。初めは地名と勘違いしていて、次に飲み口と勘違いしていたが、最終的には収穫方法に落ち着いた。

これで、トロッケン・ベーレン・アウスレーゼについては、ハッキリと覚える事が出来たと思う。ベーレンの意味合いも粒という意味で、乾いた粒を選んで収穫されたワインという簡単な説明を人にする事も出来る様になるだろう。

明日には、ついにワイングラスも届くので次からは、ドイツワインに関連するグラスの選び方について調べるついでに、グラスの特徴や名前の由来等についても調べてみようと思う。