民のしずく

利便性のあるヒモを目指して活動しています。

高貴な味わい

調べ方を変えてから二日目、好きな品種を調べてみるようにしているのだが、今のところ全く問題なく調べることが出来ている。今日は「リースリング」というドイツの代表的な白の品種を調べていた。何回か飲んだことがある、品種なのだが個人的には少ない回数だからなんとも言えないが、外れたことの無い品種である。

甘口と、辛口どちらにも対応している、優れた品種なのだが、どちらで飲んでも華やかで美味しいのだ。品種の特徴としても、甘辛どちらの面も兼ね備えている、二面性を持つドイツの高貴品種として、売り出されている。

確かに、安いものの中でも少しだけお高いイメージはあるが、少し根が張ってもリースリングの華やかでいて、なおかつ深みのある味わいは、結構癖になるものだ。辛口の時には、濃縮された酸味を感じながらも、きりっと爽やかに白い華の様な香りがするのだが、甘口となると、華やかな優しい気持ちになるような口当たりと、はちみつや洋ナシの様な香りを感じれる。

品種だけでみて、買ってしまうと、甘口を求めていたのに辛口ワインだったなんて事にもなる時もあるが、裏面をしっかり見て、好みの物が見つかれば是非購入してみてほしい。一本1000円くらいの物でも、食事を華やかにしてくれる中々の優れモノだ。

ドイツの品種という事もあり、知らない人からすれば、有名どころのフランス、イタリアではないが、飲んでみれば白としての味わいは、間違いが無いので、かなりコアなワインを知っているね、と思わせる事も難しくない品種である。

一人で飲むにも、人と飲むにもどちらにしても、おすすめな品種。甘辛で飲み比べなんかしてみても、かなり面白いかもしれない。

少しづつ、ワインの表現力が上がってくるのを感じる事が出来る。もちろん調べている時に学んだ表現の仕方をしているだけなのだが、それでも一度覚えてしまえばボキャブラリーをどんどん増やしていく事が出来るので実際に、飲んだ時にも表現する事が出来る様になっているだろう。

個人的な仕事が、あと一週間で終わりになる。今は、富山の山奥に赴任しているのでワイングラスなどおいてきてしまっているのだが、早く家に帰ってワインを飲みたいものである。これまでは、知識を付けずに、なんとなくで飲んでいたものだったが、実際に勉強し始めてみると、その知識が味にどの様に変化をもたらすのか、試したくて仕方が無い。

飲み比べなども、特に興味が無かったが今ではかなり魅力的な飲み方だと思う。知識に実際のテイスティングを、かけ合わせれば相乗してワインの事が好きになってしまうだろう。だが、今の時代は、好きこそ物の上手なれ、という性格でも生きやすい時代だと思う。

リーズナブルにワインを楽しめるし、トップの知識にも簡単に触れる事が出来る。そして、好きな物を突き詰めても無駄にならずに、何かの可能性につなげる事が出来るという、かなりいい時代に生まれたものである。