民のしずく

利便性のあるヒモを目指して活動しています。

マルベックについて触れてみた

マリアージュの表現の仕方に難しさを感じてから、色んなブログやコラムを読んで見たのだが、上手な人とあまり、上手でない人の違いは、想像させる力にあるのかもしれない事に気が付いた。というのも、「こんな文章書きたいな」と思うようなブログを書いている人の大半は、読んでいるうちに料理の想像を勝手にしてしまい、読み終わるころには口の中に、よだれが溜まっているような感覚に陥るのだ。

ワインを飲みたい欲を掻き立てる様な、表現の仕方をしているので、そのマリアージュがいかに合う物なのかが、とても伝わってくるのだ。想像させる事をイメージしながら書くためには、やはり実際に味わってみないと、自分の言葉に置き換えて想像させる文章を書くことは難しいのかもしれない。

ならば、実際にマリアージュを始めて、飲んだり食べたりしているうちに、どのように表現するか考えることで、色んな表現力が出てくるのかもしれない。

マルベックという品種について今日は調べていたのだが、このマルベックのマリアージュを書いているコラムニストの表現力がとても、上品だったのだ。マルベックは、シラーに近いものを感じる品種で、フランスなどでは黒ワインと、呼ばれる程の色調の濃い品種である。

主な原産国はアルゼンチンで生産されていて、かなり濃縮されたタンニンと、酸味を感じる事の出来る力強い品種になっている。黒ワインと呼ばれるくらいなので、香りの系統も、チョコやタバコ、ブラックベリーにプルーンさらには、赤紫蘇といった紫から黒系の食べ物の香りを放つ。

味わいも香りもしっかりしているので、脂身の多いお肉や塩気の効いた料理さらには、鴨などのジビエにも合わせる事が出来るのだが、牛肉大国のアルゼンチン産のマルベックはやはり牛肉に合わせて飲んでみてほしい逸品であるという。

脂身が多いお肉も行けるのだが、赤身肉をしっかりと噛みしめて食べる様な料理でもこのマルベックは合わせる事が出来るので、しっかりとしたステーキにガツンとした力強い赤ワインを合わせるのも悪くは無いだろう。